最後まで読んで、正直、誰よりこの作品に、応募されているコンテストで受賞して欲しい……いや、受賞は確実だろうと確信しました。 それくらい、この作品には全てが詰まっていたのです。 先ず、テーマ。 これは当

拝読させていただいて、面白いファンタジー小説の書き方とは何たるか、を学ばせていただきました。 先ず、地の文の語り口が軽妙洒脱で読みやすく楽しいです。 これは筆者様の言葉選びのセンスもなのですが、テンポ

いつもこちらの作者様の作品を拝読させていただいておりますが、今回も構成が非常に秀逸です。 序盤やあらすじからは、決して想像出来ないストーリーは、本当に、作者様の技量のなせる技でしょう。 読んでいく内に

インターネットで小説を書き始めたばかりの身としては、大変勉強になりました。 感想企画等なくとも、常に拝読させていただき、自分の作品と照らし合わせ、ちゃんと出来ているか確認をしながら読みたい作品です。

最後に待ち受けるチート無しである伏線の回収の手際が実に鮮やか。 散々悪行を働いて来た悪人達を待ち受ける因果応報すぎる結末は、読者の溜飲を下げるには充分過ぎるものでしょう。 加えて、どう考えてもハッピー

短編ですが、しっかりゾクッとさせられます。　 例えるなら、八尺様やくねくね等得体が知れず、且つ逃れられない怪異に出会ってしまった時の様な……。 そんな、底知れない恐怖と得体の知れなさを感じますね。

読後、家族全員の顔が思い浮かび、暫く涙が止まりませんでした。 ページを捲るごと、詳らかになっていく様々な事情や人生。 そうして、それらを思い出していく主人公。 主人公は複数回喪主を努めたとありますが、