何も考えずに読むことができ、素晴らしい物語だと思いました。 最初はどのように展開していくのか、わかりませんでしたが、１２ページとは思えない程、内容が凝縮されていました。 昔の女性は苦労されているので、

最初から病的なまでに美しく、主人公の人間模様が描かれていました。誰しもが少しは感じたであろう、他者との兼ね合いの中にあるぎこちない自分が巧みに書かれています。 ファンタジックな要素もありますが、これは

前半の主人公ユキトとその彼女の美しく繊細な心理描写が素晴らしい。後半になってカレンが登場して、ミステリアスを伴いながら、本作の核心部分へと加速して行きます。 カレンはユキトの為に石像を壊したのではなく

スリムな文体で読みやすかったです。 犯人を見せず、主人公をあの世に送るという書き方も、よりホラー感を引き立たせていると思います。 最初、５ページか６ページ目で、１人称が変わったので、 んん？と思って前