一碗の粥

だれが殺した？　王さまを

幽閉された王女のもとに、王を暗殺したのは自分だという手紙が複数とどく

真夏の交差点

混雑するスクランブル交差点で、小学生のシゲは兄の雅也を亡くす。

記憶は赤くいまわしく

わたしは赤い色がこわい 　だれかを殺したのは、夕日に染まった赤い公園だったから

雨やどり

傘を持っているにもかかわらず、軒下で雨宿りしている女

その「はざま」で

平成が終わろうとするこのとき、わたしは昭和に犯した罪を思う。

ひかりのとき

失明し、絶望した少女が出会った人は？

連れ戻し稼業は楽じゃない

行方不明者を探し出し、連れ戻す男の悪戦苦闘

仔ぶたは金色に輝く

悪魔的な皮肉屋の男は、なぜ崖から転落死しなければならなかったのか？

みのしろきん

亀を「人質」に百円の身代金を要求した友達は百鬼さまにさらわれた？

贋作者にはとっておきの死

贋作日和にぼくは死を選ぶ……と遺書を残した新進気鋭の画家。 その葬儀中、彼の親友が何者かに刺される。

凛之介とお潤

男装の女剣士と無価値なモノを専門に盗む女賊のコンビが盗賊と対決

成長の秘訣は？

心を閉ざした高校生が、立ち直るまで

凛の風

男として育てられた旗本の娘、凛之介。島原の乱で片腕を失った忍びと出会う。

崖

不眠に悩む男、彼は親友と崖の上から転落する悪夢を見て……。

そして誰もが、そう思った

山荘で行われたバレンタイン・パーティで主役の女性が毒殺され……。

羽衣説話異聞

綾衣（あやぎぬ）は翼を持つ疾風彦（はやてひこ）との恋を成就できるのか？

おもいでの女

裕福な商家のおかみにおさまった幼馴染には、人に言えない苦悩があった。

わだかまり

「剣と新妻」の続編。雄太と佐奈がとりもった御家の運命は？

剣と新妻

新妻への愛情をつたえるため、二日酔いの雄太は剣をとる

南総里見興亡記

里見八犬伝でおなじみの「里見一族」に取材した歴史小説です

慶長遣欧使節　猪口令湯（チョコレート）事始

謎多い仙台藩の遣欧使節。権力者に翻弄された六右衛門の心に寄り添ったのは？

世界にたった一人のあなた

祖父の遺産を手に入れようと脱獄した男の末路は……。

仕事する女

通販会社の社長とその愛人に翻弄される、きまじめ女性の仕事ぶり

丘のある公園

夢の一戸建てに引っ越した田舎町では、「出る」というウワサがあって……

桔梗屋敷昼下がり

明治のころ、死を待つ男の枕元で物語られる女の人生とは

ステップ

目覚めると、同じベッドで休んでいたのは……大人の不器用な恋物語です。

茶々丸殺し

落城間近におこる公方殺人事件。心身に傷を負った男と謎めいた盲目の女の恋。

あしどめ

大井川の川止めにより宿に足止めされた旅人たち。おみちが待つのは、捕縛の手なのか？

恋ノ指南書

武士が戯作者（小説家）のまねごとがゆるされぬ時代、ある夫婦の物語