無理はせずにゆっくりお休みして下さいm(_ _)m
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@りかりー:つづき 「体……弱いくせに、走るなよ」 月に一度は熱を出しては寝込んでた。 忙しい両親の代わりに俺が面倒を見ていた。 いつからだろう? クラスメートにいじめられても俺がそばについていてやらなくてもよくなったのは。 遠い過去を思ってると、 ぐらりとよろけ、アイツが膝をついた。 その顔色は真っ青だ。 「アイツ……」 屋上から階段を駆け降りて校庭へ走ると、その人垣の中から奪うと抱き上げた。 「鷹先輩!?」 「えっ!うそっ!」 呼吸が浅く速い。白い顔が苦しげに歪む。 貧血か…… 医務室に運び込むとベッドに寝かせジャージの前を寛げた。 瞬間、首からするりと掛けられてた小さな袋が落ちた。 幼い頃から下げていた御守りの中身がはみ出て見えた。 ……オモチャの指輪? その時、医務室のドアが開いた。 立ってたのはコイツのいとこ。俺の天敵だ。 僕が看るから帰っていいと、追い出そうとして俺の手にある御守りに気づいた。 「それは……」 奪うように取られた御守り。 その中身のことを知っていたのか。 天敵。 俺から平気でコイツを奪ってく。 「鷹、おまえにぴー助は渡さないからな!」 それは堂々とした宣戦布告だった─── 後編へ(次回、10月後半のミニ話へ)
ぴ~助
この続きが~気になる~(*´ω`*)
@りかりー:りかりーと申します。 いつも応援ありがとうございます。 お礼にミニ話を送ります。 よかったら読んでやってくださいませ(*´∇`*) 『10年目の約束』 グズでノロマ。 話しかければ震え、顔を上げさせれば泣き出しそうな表情をしたヤツがどうして気になるのかわからなかった。 幼馴染みのぴー助は、そばにいてもいなくても俺の気に障った。 「なんでだよ。リスみたいで可愛いじゃん。鷹、おまえが怖いから誰も手を出さねえけど、彼女にしたいって思ってるヤツ結構いるんだぜ」 「可愛い?どこがだ?アイツを彼女にしたいってそんな物好きいるのか?」 わからねえな。 見てるとイライラするだけだが。 「おまえほどになると、遊び過ぎてて美意識狂ってんだろ」 手のひらをひらひらと振る悪友は呆れ顔だ。 誘われれば致したりする。据え膳食わねばなんとやらだ。男なら当然のことだろ? 「それを節操なしっつうんだよ」 それから、悪友はふと気づいたように俺の後ろを指差した。 振り返ると後ろには困ったような表情をしたアイツが立っていた。 「鷹ちゃん、あのね、ジャージ忘れちゃって……」 形のいい胸が似合う制服。短いスカートからはほっそりとした脚が覗いてた。 「そうなん?俺のでよければ貸そうか?」 「お、おい、やめとけって。鷹がっ」 話を聞いた外野がジャージを渡そうとしたのを悪友が慌てて止めた。 「貸す、だと?」 男の匂いのするもの。 「あ、いや、やっぱりやめとく」 顔色を悪くしたヤツはそそくさと教室を出ていった。 「どうしよ、鷹ちゃん、ジャージ……」 その瞳が潤む。 机の背に掛けていたジャージを放り投げると表情がばあっと明るくなった。 「ありがとう、鷹ちゃん!」 ジャージを抱き締めると去っていく後ろ姿を見送る。その先には女友だちが待っていた。 「怖いねえ。独占欲の強い男は。」 独占欲?そんなものねえよ。 あるのは切っても切れない腐れ縁だけだ。 次の授業、サボった屋上からジャージ姿のアイツを見下ろしていた。 ブカブカのジャージの裾を捲り上げ息を切らせて校庭を走っている。 「体……弱いくせに走るなよ」 2枚目につづく
ぴ~助
わぁ~い♪ヾ(。・ω・。)ノ゙ ありがとうございます😊
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気をつけて行って来て下さい!
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人生、楽しくないのかなぁ? 私は日々ぽけらぁ~っと過ごして楽しいけどなぁ…。 哀れな方ですね…😓
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うわぁ…😣 人に向けた悪意なんて…その悪意を向けた方には想像力あるのですかねぇ? 自分が気に入らないなら見ないとかすれば良いのに😓
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ワクワクしながら待ちます!♪ヾ(。・ω・。)ノ゙
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それはそれで読みたいような…👍 もし気が向いたら弟くんのスピンオフとか…🤚
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最初はなんて破天荒な上司?!😳と思ったんだけど…凄く一途な駿さんに惚れた…☺️ 雛ちゃんが羨ましいです🤗
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もうね、目だけじゃなくて、鼻も…(´口`)↓↓
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