真乃宮

少女の独白のうつくしさ

他人の躯に魂ごと入れ替わってしまえる少女のお話。 誰かの日常を盗み見る(体験する)臨場感を平静さと期待感を持ちながら語っていく展開が作者の地力に支えられ、読む手が止まらない。 人間なんて所詮……。 そう思いながらも行為を繰り返していた少女が彼の『変態』ぶりに辟易する一方、焦がれてしまう気持ちへの納得感はとても高い。 物語の締め方はストライクボールをキャッチャーミットに置きにいった印象です。もちろん三振は取れてますが、次の試合はぜひデットボールからの乱闘で終わってほしい。 いや、少女の独白をこんなにもうつくしく書いておきながら乱闘はだめか。 すみません、やっぱり撤回で。 良作です。
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真乃宮

救いを見出そうとする姿勢

新着にあがる作品をたまたま開いた際に出逢う良作に、己の勘の良さを褒めたくなる。 ふふふ。 完全に作者の実力ですね。すみません。 「妹の死」という悲劇に直面した兄の心の修復を描いた本作。 かけがえのない存在の喪失によって、残された人間の未来が永遠に足踏みを強いられることは想像に容易いです。 >>水の中に十秒と潜れないのに たったひと言、このワンフレーズだけで兄がいかに妹を想っていたかを痛感する。着眼点の滑らかさが同じ書き手としてうらやましい。 命を落とした人はもちろん二度とこの世界に戻りません。 だけど、愛おしいと思い続けることが未来を照らしうることもこの作品は伝えてくれます。 もう一度
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真乃宮

読後感の心地よさ

とてもよかったです。 母の一言も、折り紙の傘が閉じていることも…… 読後感から書き手の人間性の柔らかさを感じられた気がして嬉しかったです。 個人的には、ここが一番好きかな。 >>心がふわりと 言葉の選び方が美しいと思いました。 素敵な物語をありがとうございます
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真乃宮

ネタバレを含んだ感想です

ネタバレを含んだ感想です。(本作の読了前に開かないでください)
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この作品は非公開になりました

真乃宮
本作は、仕事中のミスがたたり、離職(解雇)を繰り返す主人公『結芽』の苦悩と成長を描いた現代ドラマです。 自身の不器用さを「発達障害」という可能性に思い至った結芽が障害者手帳を取得し、障害者枠として働こうと決意することから物語は動き始めます。 「発達障害」という外見にはわからないハンディキャップを抱えた彼女は、とても小さなことで一喜一憂し、ときに卑屈になり、ときに自己否定のループに陥ります。 しかし、彼女は「普通の人」と同じように働き、恋をし、誰かに認められたいと願う「ひとりの大人」です。 読者はページをめくるごとに彼女の人となりを理解し、彼女と同じ目線で物語の世界と向き合うことになります
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