幼馴染みに褒められたから走る。 幼馴染みの為に走る。 本当にそれは幼馴染みが望んだことで、自分の望みなのだろうか。 ずっと動き続けていても悩んでいた事柄が、ある日ズッと自身に提起された時、それでも

縁日で売られているひよこ。 押し込められて、ピヨピヨと。 そっと撫でる私の手には、羽毛の柔らかさが返ってくる。 自由が無いのは誰なのか。 買われていくのは誰なのか。 そっと戻されたひよこは、もう紛

ゾンビが日常化してる世界でも、やっぱり人間関係やら派閥やらが縛り付けてくる。そんな日常。でも主人公はその中でゆっくりとひとつの選択をする。 雨は必ず降る。だけど、それを払うのか甘んじて受けるのか。そ

神様が急に見えるようになったって、世界がいきなり変わる事は無い。でも、少しだけ自分が変わる切っ掛けになれる。 それって十二分に素敵な事じゃないかな。 そう思える、静かだけど、とても確かな物語。 なんだ