ページコメントにも書きましたが、実際にいます、大野みたいな男。どんなことをしても自分は好かれていると思い、他者の欠点を見つけては見下し、自分を過信している。自分の行いが他者をどれほど傷付けるか、まっ

　あくまで個人的な感想ですが、リュウトを憎み切れない部分がありました。 　リュウキは、リュウトの弟。双子なのに自分よりも遙かに優れていて、健康で、力がある。 　弟だからこそもっとも身近で見なければな

　ハリネズミのジレンマを思い出しました。 　大好きで、一緒にいたくて。 　でも、近付けば近付くほど、自分の針で大切な相手を傷付けてしまう。 　レイは、自分の針を出してしまった。 　ヒルスは、自分を守

　人の不幸や苦痛を笑い、弄ぶ人物達。そんな〇〇野郎（※男とは限らない）は確実に存在していて、そんな自分を恥とも思わず、笑いながら人を追い詰めます。 　プライドにも似た傲慢さと、醜さだけで構築された自尊

　親の死というのは、親が子に与えてあげられる最後の試練だと言います。 　生きている限りは、必ず何かを失っていく。それを、親が、自身の死を持って子に教え、次の世代へ繋いでいく。 　それは、兄姉でも夫婦で

正直なところ、拝読する前は普通の恋愛の物語だと思っていました。 ので、恋愛感情だけではなく、家族、産みの親ではない親元、虐待、産まれる前に失ってしまった命、恋愛感情にも似たただの劣情──色々な内容が