1行目からギョッとする欲望がガツンと描かれます。 3ページ目までは、4人の家族のそれぞれの欲望が描かれて殺し合うオチかなーと思いきや、種明かしにやられました。 長男は家族思いだったんだな……と思うと

まぁ同じ800文字とは思えない。さすがです。ゆったりした中にも情報量の多いスリリングな展開、ページを追う毎に濃くなる恐怖。誰もが経験するであろう感情が増幅した時に起こりうるリアリティ。最後のページで見

四人家族の個々の独白が順に明かされるという構成の本作ですが、それぞれがかなりヤバい。 どうしてこんな繋がりになってしまったのか、そこは語られなかったので最後でわかるのかな？と思いきや……まさかのラスト

家族四人、それぞれ胸の中に眠る「欲望」は、どれも不穏で、不安定で、物騒なもの。 一人一人の独白も狂気でしかないが、その狂気を生み出したのがまさかの…… 彼らの独白は本心だったのか、それとも、無理矢理歪

現在日本の多くの家庭が、家族のあり方について考えこんでいることでしょう。 ほんとうにこの家族でいいのか。家族を変えられないか。勘当できないか。絶縁できないか。そもそも家族をもとの仲よかった頃に戻せない