桃薫の雅

僕らは『ふたつでひとつ』だった筈なのに。

山田

1時間43分 (61,482文字)
春の月は、僕が何処へ行こうとも後ろから照らしている気がしますねぇ

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あらすじ

高校でバンドを組んでいる螢は、双子の兄の昴が苦手だ。 なんでもできて、人当たりが良くて、人気者で……。 そんなことを考えて迷い込んだ杜に住んでいた狐神様は、僕の顔を覗き込む。 彼女は千年もの時をここで

感想・レビュー 5

不思議な世界とも繋がる爽やか青春ストーリー

あらゆる分野で自分よりも優れた才能を持つ兄の昴にコンプレックスを抱き、何事も中途半端な主人公の蛍。 これはそんな蛍が学校での仲間との出会い、音楽との出会い、ちょっと不思議で美しい神様との出会いを通し
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大人の階段昇る青春ストーリー。

双子の片割れに引け目を感じる蛍。 蛍との関係に悩む?昴。 進路に迷う先輩、親と確執がある後輩。 高校生男子たちの青春が綴られた、爽やかな物語でした。 メインジャンルは「現代ファンタジー」でしたが、狐
ネタバレあり
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読後感のよい青春ストーリーでした。

テンポよく入り込みやすい文章で、 一気に読ませていただきました! まず最初から、 螢と昴という兄弟それぞれの名付けが秀逸だなと思いました。 岡部先輩、柳田くん、そして螢と昴。 それぞれ個性的で、バ
ネタバレあり
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