Ａ面の語り手はベルエポックがデリバリーを始めたことを“ラッキー”と考えるが、それはＢ面の語り手に取っても同じことだった。 裏返すと意味が変わるのは“乾杯”についても同じで、Ａ面・Ｂ面・リバースという小

二人の時間が終わってしまう寂しさを噛みしめているコダマに対し、マキの突き付けた付箋が意外で読後感のいいお話でした。 短い中に二人の個性的なキャラクターが存分に描かれていて、これから先の二人も見てみたい

すべてのキーワードが違和感なく溶け込んでいるのが凄すぎて、2度目はキーワード探しをしてしまいました。 元々、正義感から暴力をふるった主人公は不器用に生きた叔父によく似ていたのでしょうね。だからこそ、叔

面会に訪れているすみれちゃんは主人公の妄想でしょうけども、幸せ破産の話をしたすみれちゃんは実在していたのでしょうか。 だとすれば、生前の彼女は主人公とどういった関係だったのか。どうして殺害されたのか。

少し寂しいですが、前向きなラストが素敵でした。 個性的なフタリの会話が楽しかったので、二人がちゃんと出会える世界線も見てみてみたかったなぁと思いました。

骨太でとても先が気になるお話でした。 重い設定ですが文章がとても読みやすく、どんどん読み進めてしまいました。 老人ばかりの世界は現代日本を風刺しているようで、ちくりと刺さるものがあります。 彼女のこれ

すっと入ってくる文章、先生の意外な正体と魅力、とても素敵なお話でした。

私はもちろんネジをお仕事にはしていないのですが、離職してもネジのことが気になって仕方ない主人公にとても共感しました。 ラスト、出戻りではあるんてすが、清々しい印象なのがおもしろいです。

ラスト、千秋さんが車椅子に乗っていることに驚きました。 狂気は序盤から滲んでいましたが、それがどんどん加速していくので、とても先が気になりました。 読後はどうして車椅子に？と、彼女は現状に満足できるの