鮎川 未夢
どの章から読んでも、ピタッと繋がるストーリー。最終章から読んでも勿論楽しめますが、ラストを読むと他の章も必ず気になってしまう。各章に散りばめられた伏線が見事に回収されていて、読み応えあります。 人間
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鮎川 未夢
ネオン煌めく歌舞伎町で、どれほどの人が天使の笑顔に救われたのだろう。 天使の名はユウ。 モデルのような容姿端麗さとはうらはらに口は悪いし女を感じさせない。 背負うものが重すぎて華奢な背中が悲鳴をあ
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鮎川 未夢
その間際の一種、高騰した感情。 そんなときほど、 世界は自分に味方してくれているんだと思ってしまいそう。 それが、まさか一瞬で世界に背かれてしまうとは。 「嘘……でしょ……」と、現実逃避したくなる
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鮎川 未夢
読むたびに希望がふつふつと湧き出てくる物語です。 深海に沈んでいた泡に、一筋の太陽の光が注がれる。その光が道筋になって、水面にポコポコ浮かび上がっていく。もう悲しみに浸ってはいない。人魚姫は生まれ
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鮎川 未夢
「二分の一成人式」を迎えようとする、のぞむくんは10歳。 別れて暮らす父親に会いにいこうと決意する。半分大人なんだから大丈夫だと言い聞かせて。 何か新しいことに立ち向かっていく門出の日って、今さっ
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鮎川 未夢
ふぅーっと空に上がっていくしゃぼんだま。泡の中から生まれた虹色の珠を想像しました。 この詩集には虹色の珠のような儚さや温もりがあります。 忘れられない大切な言の葉だったのに、日常の忙しさに追われ
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鮎川 未夢
勇人のような境遇であったならば、以前の自分が絶対的であり、今の自分に足りないものは何なのか、失ったこと欠けたことを取り戻したくて焦ってしまうと思うのです。 しかし、変わるということは、何かが欠落し
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鮎川 未夢
白い色は透き通るように眩しくて愛おしいストーリーでした。 その繊細な描写には涙が出そうになります。一人称で丁寧に描くと他者の感情を表現しにくいと思うのですが、まったく違和感を感じなく、いや寧ろ深く共
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毎回のように基さんの文章に泣かされてしまうので、やはり読むときは、それなりに覚悟して読み始めます。 今回こそは泣かされないわ!と息巻いておりました。 短編でありながら、読み応え抜群。どっぷり世界観
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鮎川 未夢
「兎の檻」には、  傷つき心を閉ざした人間が何をもって前に進んだのか。何に勇気づけられたのか。どのような葛藤をした後、人を愛すようになったのか。  そうした背景が繊細でわかりやすく丁寧に色濃く表現さ
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鮎川 未夢
 少女の名前は風花。その可憐な名前には、もうひとつの意味があるようです。 “晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること”  もしも太陽の光が伊織であったならば、その暖かさを受けながらも、ふわふわ
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鮎川 未夢
二十一首の短歌集、なんと艶っぽいこと。 この歌集の中で、 一首一首にこめられた恋の波紋は、水の波紋に似ているように感じます。 穏やかな水面に小石を投じれば、内から外へと輪になって大きく広まってゆ
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鮎川 未夢
THE SANDAI 37 これから親になる人、または親の立場にある人、すべての方に読んで頂きたいストーリーだと思います。 命がこの世に誕生するには、本当に尊いことなんですね。 生誕の喜びを迎え
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鮎川 未夢
ゾクゾクする気持ちが徐々に加速して怖かったんです。わぁ、夜中に拝読するんじゃなかったと悔やむほど……。 それが後半になってまさかまさかの展開に……。 井坂がツッコミ、マコトがボケる箇所では、台詞
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鮎川 未夢
沖縄の琉球グラスは、とても美しい。ガラスの煌めく色は光のちょっとした加減や中に注ぎこまれる水質のタイミングによって、その美しさは更に磨きを増すような── 完結おめでとうございます。 美しい背景の
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恋の急行列車のチケットは片道だけ。帰りは彼をモノにしたら得られるのでしょうか。 慕う気持ちが強くなればなるほど不安で自信喪失になる。 その一方では、些細なことで飛び上がるほど嬉しくなる。 それを
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ピンクの毛布の纏った牟田君の読書シーン。 あの描写がとても印象深く、彼の背景が知りたくなりました。 牟田君の不器用さに呆れながらも、憎めないと言うか愛すべきキャラでしたね。 その牟田君に翻弄され
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鮎川 未夢
小さな小さな生物の声を、あたかも代弁するかのような愛しさ染み入るストーリー。 そして ストーリーをより深く印象づける芸術性に長ける挿絵の数々。 絵だけでも文章だけでも染み入る作品なのに、そのふた
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鮎川 未夢
すれ違った人がそうだったなんて!? でもほんと友人もそんな経験があると言ってました。 本当の恐さって、日常に溶け込んでいる非現実的なことのような気がします。 酷く恐ろしい突飛なことにも足がすく
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鮎川 未夢
こうゆう映像を観てみたい。 ないよなぁと最初はクスクス笑いながらも、ちょっと待てよ。あれ?こんな場面どこかで……。なんてドキッとする。 作者様の発想がとても新鮮で楽しい。 心理が的を得ていて、
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鮎川 未夢
あ、っと振り返ってみると空も雲も、さっきまでの景色とは違っていて。もう一度みたいとどんなに願っても叶わないのです。 それは人の気持ちも然り。刻々と移りゆく風景と同じように心も変わって行く。 作品を
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鮎川 未夢
先ずはタイトル。 拝見したとき、あるあると頷きながら笑いを堪えていました。 関西のおばちゃん会のメンバーとしては、とても気になるストーリー。 年齢を重ねると色んな面で衰える部分も否めなくなりま
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鮎川 未夢
どんな表現力を駆使すれば、この世界観を伝えられるでしょう。 子供たちが壊されてしまう校舎に残そうとしたもの。 ハンデがあれど諦めない心意気。 もうそこで涙腺が緩みました。 何と思われても良い。
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ずっとそばにいる。或いは、そばにいてほしい。そんな気持ちって、ひとつ間違えると悲劇に繋がってしまうのかと、物語に引き込まれました。 客観的に捉えると、悲恋なのかも知れません。 でも好きになれば
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鮎川 未夢
策略がない人の情けに、心があったかくなり、優しい気持ちになります。 押韻のギュッと凝縮したリズムが、この昔話をより一層魅力的にさせているのだと思います。 表紙と挿し絵も、この世界観にぴったりです
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鮎川 未夢
人は、良きにも悪しきにも現実より思い出の温もりを、反芻してしまうのでしょうか。 暴力を受け、ダメだと分かっていても、二年間の思い出が尊くてそんな簡単に捨てられない。 淳子は、傷ついた彼を護って
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