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声の便りに、君を頼りに

小説 ミステリー

声の便りに、君を頼りに

風間幻像

(14)

完結

57ページ

更新:2017/09/12

説明

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作品レビュー

いも
いもさん
【作品】声の便りに、君を頼りにについてのレビュー

ネタバレ

 どうも風間さん。読みましたよ。
 公開されている作品は三つですが、多分本作は、最も古い作品に当たるのかなあと思いました。内容からも何となく感じたのですけれど本作を読み終えてから、それぞれの作品に付いているレビューの、一番最初のものの日付を追いかけてみまして。違っていたらお気になさらず。
 種明かしは解説に記されているとは言え、この文字数でこの内容とは、正直驚きました。完成度が高いと。
 各作品ごとのレビューの日付から見るに、多分私が読んできた順番は、二作目である『星をとどめて無重力』、最新作である『二人のサイコ』、そして本作の、最もレビューの日付が古い、『声の便りに、君を頼りに』となるのですが、読んでいて矢張り、各作品ごとにある程度の、安定した完成度を感じます。
 文章の癖が、扱っているテーマや作風の割にとっつきやすく、いい意味での軽さ、つまり、読みやすさがあるのです。分量も気軽な方に拘わらず、説明不足、飽きを感じさせない構成は、風間さんの持ち味なのだろうなあと思いました。本作も章の切り方がお見事でして、「うーん矢張りこの人は、構成が上手いなあ」と。面白かったですよ。
 耳が聞こえないとは全く予想出来ませんでして、解説を読み終えてからもう一度、最初から読みました。確かに解説を読む前までは、ストーカーの話だろうかと読んでいましたけれど、解説を知ってから読むとああ成る程。確かに、後味はいいとは言えませんけれど、純愛の話でした。
 然し、敢えてケチを付けさせて頂くならば、一つだけ。
 これは本作と言うか、風間さんの作品全てへの意見になるのですが、多分動きのあるシーンを書くのは、得意ではないのかなあと。人物が走ったりと、大きく身体を動かす場面であったり、戦いなどのアクションシーンになると、少し文章から臨場感が感じられなくなると言いますか、やや淡泊になってしまう傾向があります。無機質になりがち……と言いますか。
 例えば走るにしても、走っている人物の脈、蹴り出した地面の感触、今まさに空を切っている風の音などを描写に加えれば、より読者に迫る文章が書けるかと。……何か偉そうになってしまいましたが。
 ――まあまあまあまあ! あくまで一個人的意見ですので! お気になさらず! 面白かったですよ!
 最後にはなりますが風間さんの創作活動が、上手くいきますよう、祈っております。

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2018/01/04 16:19
コメント(3)
葉月彼乃
葉月彼乃さん
【作品】声の便りに、君を頼りにについてのレビュー

ネタバレ

イベントより参りました。四問正解おめでとうございます!というわけで、本来なら720字レビューをさせていただきたいところなのですが、短編ということで、お言葉に甘えて少し短めになりますがご容赦ください。
まず、章タイトルがおもしろいですね。どんでんがえしまでのカウントダウンというのが。「あ、どんでんがえしがあるんだ」というわくわくと、読了までの見通しが立つのがいいです。
内容についてですが、はじめ、日付付きの描写が、日記なのか、メールなのか、「僕」が何者なのかまったくわかりませんでした。読み進めていくうちに、なんとなく感づいてきてはいたのですが、これは3.11のお話なんですね。
今回二度読みしてみたのですが、すみません、どうしても本文だけでは内容を正しくは把握しきれませんでした。解釈は解説だよりになります。
解説を読んで、耳が聞こえないというのは衝撃でした。斬新な設定だと思います。また、作品背景の構想を練るにあたっていろいろ調べたのではないかな、と伺えました。
あとは、そうですね、いきなり口調が変わった場面でドキッとさせられたり、心情のこもった、切羽詰まったセリフが印象的だったり。短い、単純な言葉を並べて切迫感を出すという手法、好きです。
最後になりますが、真実の全貌を最後まで見せないというのは、意図してやろうと思えばかなりテクニックが必要なことだと思います。が、本当に隠したままだと何もわからないまま終わってしまうので、解説をつけてくださったのはありがたかったです。
と、これをもちまして当方からのレビューとさせていただきます。イベントにご参加いただき、ありがとうございました!
……案外字数書けるものですね(^^)

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2017/02/23 13:27
コメント(1)

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