傷。

傷つき、傷つけあってでしか。僕らは築くことが出来ない。恋愛短編小説

秋田川緑

恋愛 完結
10分 (5,783文字)

8 64

あらすじ

隣に越してきたのは、隣のクラスの女の子。 毎日聞こえてくる、怒鳴り声、悲鳴。 泣き声。 インターネットラジオから聞こえる幸せそうな笑い声。 二つの声が同一人物なのは、僕だけが知っている。 夜。

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

人生のある時期にしか書けないだろう種類の物語があって、多分この作品もそうなんだと思いました。 一枚の壁が、一枚のドアが高く厚く硬く感じられ、誰かに愛されたる、自由になれた瞬間の笑顔を支えに、数え切れ
ネタバレあり
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「僕が君を好きと言ったら、君は笑うだろうか」 このセリフではじまる物語。 しかし、読み進めていくうちにこの作品は、この言葉で全てが語られるなと、そんな気がしました。 大好きな人が、隣に越して
ネタバレあり
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