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仔猫とあずさ

小説 ホラー

仔猫とあずさ

村上未来

(5)

駄作です

完結

9ページ

更新:2016/12/14

説明

ゾンビものです

猫じゃんイベント参加作品

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作品レビュー

岡田朔
岡田朔さん
【作品】仔猫とあずさについてのレビュー

ネタバレ

一回目は反抗期の女の子の物語なんだと思って読んでいました。

狂気じみたありふれたストーリーだなと思ったのですが、ラストで母親の顎だけが外れたりしているのを読んで、そういえばこれはゾンビストーリーだったんだと思い出してもう一度読んでみると、きっとこれはゾンビの家族の日常なんだと思えて、なんて奇妙で不気味な話なんだろうと思いました。

この世界を映像として考えてみるととてもシュールで怖いと思うのですが、それは家族がゾンビだということがぱっと見てわかるからだと思うんです。

なので、どこかに家族がゾンビであるという描写をわかりやすい形で入れると、より一層読者を不気味な世界へ連れていけるのではないかと思います。

以前サークルで文章にバリエーションがないというようなお話をされていたと思うのですが、久しぶりに読ませて頂いて感じたのは(何となく上からになってしまって申し訳ないのですが)文章が綺麗になったと感じました。

むーたんの書く話は物語の世界自体に異常性を感じさせるものが多いように思うので、文章が整いすぎるのも独特の雰囲気がなくなってしまって良くはないのかもしれないですが、私は以前よりも世界の不気味さが伝わりやすくなったように思います。


イベントにはたくさんのお話がありましたが、結構あずさの話は心に残るというよりべっとりしみついている感じです。

むーたんのホラー作家としての新しい一面を見せていただいたように思います。

体調の悪い中、ねこじゃんイベントにご参加頂きありがとうございました。







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2016/12/27 22:18
コメント(1)
多数存在
多数存在さん
【作品】仔猫とあずさについてのレビュー

可愛らしいタイトルに騙されます


青春期の情緒不安定な女の子のお話しかと思いながら読み進めると、違和感という表現ではおさまらない不気味さが漂い始めます。

どこか歪な家族。理由の分からないあずさの怨念。

ひとつひとつの言葉選びが、不気味でいやらしく、なんというかどす黒い空間を作り上げていますね。

猫の登場で、転がり落ちるように進行した物語の結末は、とても意外でした。




なぜ、あずさは幾度も猫を殺し、異常なまでの激しさで手を洗い、そして親を呪うのか。

なぜ、猫が自分を害するはずのあずさに懐いていくのか。

作中ではハッキリとは語られていませんが、これは無限に繰り返される光景なのだろうと感じました。

ゾンビの母親が山盛りのご飯とハンバーグを延々と作り、ゾンビの夫と娘がそれを食べるという光景は、とてもシュールですが、それだけに読む者に頭がおかしくなりそうな恐怖を打ち込むような作品だと思いました。

テーブルの上で顎がパクパクと踊るという、結末の映像もインパクトがありました。


不快で怖くて面白かったです。

ありがとうございました。

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2016/12/21 09:33
コメント(1)

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