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終着駅の恋人

小説 恋愛

終着駅の恋人

あきづきれい

(3)

寝過ごして山あいの終着駅で目覚めた私の肩には、同じく乗り過ごした男性が居た。

完結

23ページ

更新:2018/10/21

コメント:超・妄想コンテスト 第86回 「目が覚めるとそこには……。」 参加作品です

説明

「……ナメてましたね。終着駅ってものを」


 寝過ごして、都会を離れた山あいの終着駅で目を覚ました『私』の肩には、同じく寝過ごした男性が居た。


 男は『私』のマイペースに苛立ち、『私』は男の正反対の性癖に戸惑いつつ寄り添おうとする。


 朝を迎えて日常に戻る時、彼らが得たものは――――。



超・妄想コンテスト 第86回 「目が覚めるとそこには……。」 参加作品。

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作品レビュー

美空
美空さん
【作品】終着駅の恋人についてのレビュー

ネタバレ

「終着駅の恋人」拝読させていただきました。

あきづきさんの作品に共通する柔らかな語り口、丁寧な人物描写、しっかりした輪郭をもったストーリー構成は、こちらの短編でもやっぱり健在! 読者をぐいぐいあきづきワールドに引き込んでいきます。

こちらの作品は妄コン参加作品で『目が覚めるとそこには……。』というお題縛りがあって、それに沿った形で、終着駅で目覚めた男女二人の一夜の顛末、二人の交流が書かれています。ですがそのお題縛りが全く気にならない。恐ろしくナチュラルで読者を、終着駅の寂しい夜に取り残された世界に一気に誘い、惹き付けて離しません。

しかも、登場キャラクターの二人の組み合わせの妙! 若いうちに両親を亡くしたおっとりおおらかな彼女と、なんだか色々神経質そうな彼。独身だけどこれまた彼に似ているだろう神経質そうなお母さんと同居中。いいだしにくそうに彼が語った自らのバックグラウンドに、彼の性格設定の奥行きの深さを感じましたねー。

そしてラスト、連絡先を教えあうにしても、その会話はやっぱりでこぼこ。それなのに、二人のピースはしっかりはまるのがちゃんと見えて、読者はうんうん、と頷きながら、二人のその後に想いを馳せてしまうのです。このでこぼこコンビだからこそ、読後余韻を感じらるんだよなー、と唸りました。


そのほのぼのラストに納得しつつも、先がどーなるのかよみたい! そう思ってしまうエンディング。

きっちりとストーリーの起伏があり、短編として納得の完成度にも関わらず、恋愛長編の序章のようにも読めてしまう。これってやろうと思ってもなかなかできません。長編だけではなく短編の名手でもある、あきづきさんだから書けた作品なんですよね。

ワタシも続編プリーズコールしてもいいですか?(このふたり、気になるー!)

まずは短編として堪能させていただきました! 素敵な作品、ありがとうございました! 妄コンも応援していますー\(^_^)/



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2018/11/05 16:10
コメント(2)

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