アゲインスト

レビュサーからの依頼で参りました。 まず、異世界転生というジャンル自体、私の好きなジャンルで、展開自体は悪くないと思いました。 しかし、個人的には感情移入が出来ない作品でした。文章作法に関しては一切触れない私ですが、ひとまず一人称と三人称の組み合わせが悪い方向に向いてると感じました。 ・主人公が自殺する核たる動機が不明。 イジメが原因だったとしても引きこもっていればいい話。スレを見てなんとなく、というのも腑に落ちない。 ・主人公の彼にとって母親という存在はなんなのか? 自殺に至るにしても死に際に彼に遺される母親に対して何かを思う所はなかったのか。物語の進行の都合上というにしても、主人公の人間性が薄れる要因の1つです。 ・場面展開 また、超音波の実験(?)の件は上記の要因でモヤモヤした気持ちのまま読むには突発的過ぎて、なんなのか取りあえず実験しているというだけ理解しました。 ・チートの能力 個人としては、万能な力があれども欠陥があるべきで、主人公やキャラクターは試行錯誤の末にそれを克服していく。 その姿に読者は引き込まれていく、成長を見守り、文章を通じて何かを学ぶ。 というのが物語の在るべき姿の1つだと思います。 しかし、主人公の創造はそこに当てはめるとどうか? その辺りに至るまでで、なんら共感出来ない人物が何でも思ったままの力(創造+設定変更)を持っても、正直へぇ……となるだけで、そのページで閉めようと思いました。 ・この作品で何を伝えたいのか? 重たい話ですが、何もないならそれで構わないです。 しかし、今後この作品が支持されにくいであろう要因があります。 それは“自殺による異世界転生”です。 読者の中にはこれを自殺に対して推奨・肯定的とも取る人がいるかも知れません。 ・展開の速度 最後の方は主人公の思考(?)ばかりで話が進んでない気がして飛ばしました。恐らくは悪い意味で遅い方です。 ・まとめとして 私が更新分まで読んだ感想は、 作者自身が望んだ楽しい展開を詰め込んでみたが、その性急さからキャラクターが生きていない。ドラマ性がない作品。 非常に辛辣な感想となりましたが、アドバイスをすると作品の根本からになりそうなので割愛とさせて頂きます。
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非常に丁寧なレビューをありがとうございます! 一人称と三人称については完全に表現の失敗です もう生きてる意味を見出だせなかったから自殺しても良いかと思うが、自殺には恐怖を抱いていたためスレを理由(理由をつけることによって事故正当化して恐怖を紛らわした)に自殺したという事を語っています 10ページまでははっきり言って失敗でした 母親の存在も主人公の過去を描く点で必要だったので描きましたが、ストーリーに関わらせて描く事ができませんでした 超音波に関しましては、オチで使う予定なのでわざと説明を不明瞭にしました しかし不必要なのに強引にねじこんだ(伏線のつもり)結果、『気持ち悪い』と思わせて
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確かに自殺によって新たな世界への扉が開かれると知ったなら、自分でも可能性の1つと思います。その場合は死ぬのではなく、生まれ変わるですが。 母親に関してはいっその事、自殺する数日前に失踪とした方がいいかも(転生への助長にも繋がる)。 超音波に関しては場面の転換の合間など、章のつなぎ目にいれるというのが常用手段の1つです。 ラスボスに関しては、その戦いを見越しての能力設定を作る(最初は無力かと思った力が有効だった)等で、逆の流れで設定を組むとやりやすい手段の1つです。 流れの速さは個々の考え方や使い方次第ですので割愛。 一人称でのキャラクター性は ・行動・思考の一貫性 ・個性(癖)
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最初無力だけど後々目覚めるというのは別作品でやりたいと思っていました。 母親も何とか修正でねじこみたいと思います(小規模ですが)。 キャラクター性ですね...なるほどです...。 それでは修正に励みたいと思います...明日から!

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