二人の主人公が物語を怪奇彩る異色西洋奇譚! どうも、レビュー屋隣の猫、臨時オープンでございます。 相変わらず掴みどころの無いこの手のキャラクターを魅力的に描く手腕には舌を巻きます。しかも今回、メノウさんには毒が無い、だとっ……!(オイ 彼が墓守クローとどうして出会い、何を感じて今の関係になったのかも気になる所。今後明らかになって行くのでしょうが何にせよ先の展開に期待が膨らみます。もう一人の主人公アルバートは、最初こそ何の変哲も無い依頼人といった感じでちょっと希薄に映りますが、心理描写を重ねるにつれてじわじわ良い感じに存在感が出て来ますね。 もう一つ目を瞠るのが細密な西洋の風景描写。よくもまぁこれだけというか作者の趣味全開というかwちょっとやそっと齧ったくらいではとても描けない世界観です。少なくとも歴史に関して中学レベル未満な私には無理ですwww素直に凄いと思います。こういうのが好きな方にはたまらないでしょうし、そうでなくても引き込まれます。 描写過多なのを気にされているようでしたが、もともとエッセンスを抜き出す最低限の描写をするスタイルだったためか、量的にはちょうど良いくらいだったような気がします。情景描写は世界観の肝だと思うので、こうした異色ファンタジーにはむしろ欠かせない演出要素と言えるでしょう。 改善点としては、描写の質と全体のバランスかな、と思いました。もちろんどちらも悪くはないです。実際私も読んでてぐいぐい引き込まれて行きましたが、さらに洗練の余地があると思います。 バランスに関しては、テーマがばらけてしまっている印象を受けます。メインはあくまで魔法であり、読者もこの作品独特の魔法という存在に強く惹きつけられます。そこへ、誘拐説やアリバイ確認、縄、梯子など推理小説のような要素が入り込んでいるため、欲しい展開はそうじゃないというもどかしさを読者が感じてしまうと思うのです。そういった外堀を埋める描写は最低限でよく、もっとメノウさんを一息に動かして魔法という存在へ踏み込んで行った方が、ミステリアスな緊迫感が増して更に読者を引き込めるのではないかと思いました。 続く(長ぇwww  
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  要は、伏線と関係の薄い描写を、思い切って省くとすっきりすると思うんです。それはもう思い切って。私もそうなんですが、ついつい描写したいものを散漫に描写してしまうんですよね。これ説明しないと読者が納得しないんじゃないかとか考えると余計に。しかも愛着があるからどうにも省きたくなかったりするんですが、それを、思い切って斬る。その代わり、伏線の描写を思い切り重厚にしてみる。もちろんくどくならない程度にですが、それにより、今までのようにライトな感じじゃなく、重厚な雰囲気を残したまま読者が欲しいものが描けると思うんです。痒いところに手が届く感じになります。 またこの物語の核を成す存在であろうクローさん
  保って3時間、解ければ夢のようなものになる。 これは、『あれ、自分の居る現実世界にももしかして魔法ってあるのかもしれない』と読者が錯覚できる、ものすごく魅力的な設定だと思うのです。そういう錯覚をできる作品って、文句なしに読者を引き込む力を持っています。だから私だったらこの設定をどうにかして、冒頭に持って来るなと、僭越ながら思いました。 全体的には非常に面白く、楽しく一機に読ませて頂いたと同時に大変勉強になりました。いやこれホントw 最後に見つけた誤字だけ報告させて頂いてレビュー了とさせて頂きます。 P4 奇妙な事件が続けている⇒続いている ~この田舎町は、至って平和な町だ⇒~この
丁寧なレビュー、誠にありがとうございますm(_ _)m >二人の主人公が物語を怪奇彩る異色西洋奇譚! 何このかっこいいキャッチフレーズ。 ミャー様のセンスには脱帽です。私もこのぐらいのを概要に書けたらいいのに。。 ただ主人公はクロー含め三人なんですよね。後に指摘して下さっているように、今のところ影が薄いのでどっかにぶっこむ必要がありますかね。印象を深める描写……。うむむ。。 >メノウさんには毒が無い、だとっ……! ア、騙サレテルナ。 確かに今までの子よりは比較的毒がありませんけどネ。ミャー様には『戯のタイプに近い』と言ったら分かりやすいかもしれませんネ(えっ >作者の趣味全開 はい全開で
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もう慣れっこかと思いますがお返事遅くなり申し訳www(オイ キャッチフレーズはレビュー屋の頃に思う所がありまして。なんというか、『~サークルからきました』『依頼頂いた~です』とか、そういうのが冒頭に書いてあるレビューって見る方としても貰った方としても何だか萎えちゃうなって。やっぱり、アマートさんくらい実力のある人の作品にレビュー書くなら、自分のレビューを見た人がその作品を読みたいって思ってくれるようなレビューを書かないといけないなって思うんです。だから、できるだけネタバレせず、読みたくなるようなキャッチフレーズがレビュー蘭の頭にぽんと来るようにレビューするのが私の矜恃なのです。 とか偉そうな
なお展開というかオチはパターン化しているので、今までのパターン“面売り”“おもちゃ箱”を読んだミャー様にはすぐ先が読めそうな予感。新鮮味がなさそうです。 あ、それと書きましたよ変態エッセイつ/_howto_view?w=23220835。これで宜しいですかねっ!(ヤケクソ

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