彩葉

読み終わって感じたのは、セクシーだなあっていう一言に尽きました。 大人っぽい中にも、弱さや脆さや、恋愛のビターな部分が詰まっていて。 それでも恋をしてしまう。恋しているからこそ道を踏み外してしまう。 自分の中にあるいろいろな感情がないまぜになって、訴えかけてくるようなそんな作品に仕上がっていると思います。 一編目の『淡雪』は、不倫とか浮気とかを彷彿させるような内容。 期待するような言葉で恋に堕ちたのに叶わなくて。 でも、相手を忘れられない。 忘れるために、誰かとつながっていたい。 そんな想いに、胸を鷲掴みにされました。 切ないというより苦しい。 悲しいというより辛い。 そんな印象を受けました。 二編目の『鏡像』は、気持ちが離れた二人を描いた作品。 気持ちが通じ合っているとき。 気持ちが離れたとき。 そして、取り残され傷ついた『私』。 それをうまく表現されていて、幸せからストンと落とされたような、何とも言えない気持ちにさせられます。 二編とも、とても大人な、ビターな仕上がり。 統一性がありながらも、全く別の詩で。 統一性があるからこそ、心が締め付けられる。 そんな詩集になっていると私は思いました。
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『うたかたの恋』に素敵なレビュー、ありがとうございます。 元々切ない系の恋を書くことが多いのですが、小説にするとどうも救いようがなくて(苦笑) 話の展開も難しくなってくるので、今回このように『詩』としてその時の気持ちをそのまま言葉に出来たことは、私なりに満足出来た形となりました。 少ない言葉の中で表現するということは難しくもあり、語彙力の勉強にもなりました。 その中で、こんなにも素敵なレビューをいただけて胸がいっぱいです。 本当にありがとうございました(≧▽≦)
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私も今回はあんな感じですが、元々は失恋っぽい詩とか、悲恋っぽい詩とか、そういう詩の方が書きやすいのです。 全部、非公開にしちゃってますけど(笑) なので、瑞希さんの詩はとても読みやすく、イメージもしやすかったのです。 文章もお上手ですし。 瑞希さんの詩集を読んでいて、他の作品も読んでみたいなと思いましたので、まとまった時間が取れたら、読ませてもらいますね。 小説の方は、どんなものか想像がつきませんけど。楽しみです。 レビューは、私も素敵なレビューをいただきましたし。 こちらこそ、ありがとうございました。 これからも仲良くしてくださいね。
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