雪翅

物語の完結、お疲れ様でした(・∀・)ノ 読みながら、ずっと感じてたのは、“愛される側の残酷さ”でした。 誰かを見つめている時、きっと誰もが自分とその対象となる相手のことしか見えていなくて、それ以外には盲目になりがちで。 自分が身を削って誰かに注いでる“愛”を、別の誰かが同じように自分に注いでくれてることには気付かない。その溝が連鎖になって、作中の衝突や事件に繋がってしまったように思いました。 きっと誰もが根底に抱えていた、“愛されたい”という想い。 その気持ちに応えなければならない義務はないし、応えられないからと言ってそれは罪でも何でもない。そして、罪ではないからこそ容赦なく、時に狂気を孕ませるほど人の心を引き裂いてしまうんですよね。 複雑な矢印が絡み合っていましたが、彼らはとても純粋で、そして意外にも、私が思っていた以上に強かった。 これから先の未来も少し気になります。 特に、私がずっと気にかけていた彼には、迷ったままでいいから、ちゃんと自分にも執着して生きていってほしい。 沢山の痛切な想いが描かれた、とても好みなお話でした。 ありがとうございましたっ(・ω・)ノ
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雪翅さん、最後まで丁寧に読んでくださって、そしてこんなに素敵なレビュー、ほんとうにありがとうございました! 雪翅さんのレビューを読み返し、そして改めて登場人物たち一人一人の心境に照らし合わせてみると、今まで作者自身も気づかなかった真理がそこにあって、ドキリとしました。 雪翅さんが、優馬とは別の「彼」に視点を置かれたことで、より一層強く見えて来た、もう一つのテーマなのだなあと感じました。 想いのベクトルが違う事によって人は悲しみ傷つくけれど、そこに純粋さがあるがゆえに、誰も責めることができないし、罪でもなくて。 でも雪翅さんが、彼らに強さも感じてくださって、更に嬉しかったです。 人は弱さゆえに
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