女郎花

(応援) 面白かったですm(_ _)m!!!←いきなり もうまったく……ライトな内容ではないのですけど、ガッチガチの重厚な文章、文体というのではなく、本編の主役となる青少年たちの年代のコが読んでも、すんなりと入ってくるような柔らかい言葉たちを巧みに選んだ上での、無駄の無い繊細な表現は、時に詩文のようであったり、美しいなぁと何回か読み返す箇所もたくさんありました。 世界規模のテロ! 災害! とか、そういった大規模なことをネタにしたお話ではないのに、ここまで深く人の心の中に入り込んでくる作品には、滅多にお目にかかれないと個人的には思います。 作品説明にも本編にもある、「人間は生れ落ちた後は汚れていくだけ。きれいな心のまま生きられないのよ」という一文の「答え」?は、読了後の読者各々の心の中にうっすらと見えてくるようにも感じました。 そういえば学生時代、児童心理学の時間に「成長とは“可能性”を失っていくこととも言える」、といった内容を講義できかされたことがありますが、少し重ねて思い出しました。世を知る、社会でのタブーごとを知る、または、ひょっとしたら自分の(今の)限界? を知ることは、可能性を狭めることにもなるんでしょう。でも……ではその狭められた可能性の中で、次はどんなふうに努力していくのか? そういった知恵をつけていくのもまた成長だと思ったりしました(;^^) ミステリー『モザイクの月』は(言い方は軽めになってしまいますけど)汗、グローイングアップストーリー(汗) 恋愛だとか(BLだとか)、青春、社会、ファンタジー、そういったカテゴリーを越えた(超えた?) 人間の成長物語でもあると、重く楽しませていただきました。 ****余談ですが**** よくこれだけの白熱した内容を、毎日連載でぐいぐいと描ききったものだなぁと思います。 完結、おめでとうございます。 そしてお疲れさまでした(^^)//。
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女郎花さん! 心のこもったレビューを、本当にありがとうございました! 嬉しくて何度も読み直してしまいました。 更新し終って、今も放心してボーーーっとしていたんですが、シャキッ&ウルルです。(ああ、表現が拙い) 下書きの途中で、何度も「重すぎるし地味だし、やめよう・・・」と、下書きノートを閉じた作品だっただけに、本当に救われた気分です。 読んでくださる読者様がしんどくならなければいいなと、そんな事ばかり考えていましたが、やっぱり描いて良かったと、今は思えます。 レビューの中の、児童心理学の話、ああ~そうだなあと、しみじみ思いました。13~14歳の頃って、だんだん自分というもの規模というか、世
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