藤白 圭

星を見に行こう とても素敵なフレーズなのに、とても切ない台詞でもある。 大切な人を失った彼の、前に進むことも上を見上げることも出来ない悲しみが、とても切なくて。 そして、自分が亡くなることで彼が悲しみの淵で動けなくなることを理解していた彼女の気持ちが温かくて。 星空を二人で見ることが出来た不思議な「時間」は彼の記憶には残っていないけれど、それが今を生きる彼の時間を動かし前に進よう背中を押してくれたのだと信じたいです。
1件・1件
おはようございます(^ ^) いつも素敵なレビューをありがとうございます。 本作は、主人公の心の経過を追いたいがための一人称。しかしそのために苦しみました。最終的に、主人公はわかっているようで、物語内の全貌はわかっていないので、その主人公と同一視点で物語を追わねばならなかった読者さまにはご苦労をかけるのではないか。書き終わった時点でそんな気がしてなりませんでした。 いただいたレビューを拝見すれば、そうであった本作を丁寧にお読み解き下さったことがわかります。 「とても素敵なフレーズなのに、とても切ない台詞でもある。」いただいたお言葉の中でも、特にここが胸に残りました。そして、主人公の未来を

/1ページ

1件