こんばんは(^ ^) お邪魔させていただきました。
「名前なんてひとつの記号さ。どんな名前で呼ばれたって、オレはオレ。キミはキミ。それで充分だろ?」
これは作中にある台詞です。すみません。勝手にお借りしました。
読了して、この台詞を改めて見返せば、胸がつまります。
「What's in a name?」
これも作中に出てくるものですが、確か2回出てきたと思いますが、その言葉にもまた、読了したいま、胸がつまります。
紋章官の家の出である主人公の彼を、偶然にヘラルドと呼び。そのときから始まった会いあう日々に、ジャックは何事を思っていたのか。そのヒントとなることは作中、至るところに見ることができ、そこから私は、彼が相反する思いの間で揺れ動いていたように読み取りました。そして彼が、揺れ動いた末に出した結論が「He was the lark」――この言葉に集約されているように思いました。主人公に対しての言葉ではありますが、でも同時に、その言葉は主人公と向き合ってきた自分を、また自分の未来をも、決定するものでもあったと思うのです。
…相変わらずわけのわからないことを書いてしまいました。ついつい思いのままに書いてしまうもので(´・ω・`)スミマセン
紋章の左右、そこから派生して様々な左右のこと、それからジャックと言う全編に渡って登場してきた生身の人間(?)がいたことで、これまで見ることのできなかった主人公の新たな側面を見ることができたことなど、色々満載な一作でした。
最後に、素晴らしいお話をありがとうございました(^ ^)
haori