私は島育ちではありませんが、一度は地元を離れたことがあり、その頃のことなんかを思い出しました。 今は私が地元を出た頃に比べ、ずっと連絡手段も多彩になり、どこにいてもつながれる、地方にいてもおそらくは東京ってそんなに遠い場所じゃないのかなと感じています。 また、情報も入ってきやすくなっているし、買い物だってネットで簡単にできる時代。昔よりはずっと地方に住んでるデメリットは減っているなと思います。 そんな時代になっても普遍にある、地元からの旅立ちというテーマ。そして、これは環境の変化にも通ずるテーマかなと思います。 それを今作は非常にうまくリンクさせていて、島育ちでもない私はもちろん、地元を離れたことのない、ましてや地元が東京という子供の頃から一緒にいる仲間と離れることがなかなかないであろう人々にも必ずグッとくる内容だと思います。 また、著者の得意分野である音楽の道がより一層物語に深みを与えてくれています。 ラストまで読み進めて思わず胸にあついものがこみ上げてきて、目から汗が……、というのはここだけのヒミツです♪
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こんばんはー。 ひかるさんレビューありがとうございます。 比較的自分の経験や価値観や考え方を基に物語を創作することが多いもぐらですが、この作品は真っ赤なフィクションで、この旅をする感覚をあまり知らずに、他人の気持ちになって書きました。 引っ越したことは何回もありますが、ぼくはそこそこ便利な場所に、わりと古くから住んでいて、なのにいつも置いていかれる側で、置いていく方の気持ちを一生懸命考えながら書いた記憶があります。 なにぶん青いところが沢山残っている作品でして、恥ずかしかったので、自分の企画にはだしませんでした。 忙しいのに見つけてくれて、レビューまでしてくれて嬉しいです。
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あら!そなの?>真っ赤な でも音楽のあたりは遠からず感じることがあるだろうし。 恋愛にしても、主人公のような恋愛じゃなくてもたとえばなかなか会えなくてやっと会えた時の気持ちだとか、相手が本当に自分のことを好きなんだろうかとかそういう思いになったことってあるんじゃないのかなーと思っていましたよ?(*'ω'*) 私はたまに「実話かと思いました」っていう感想をよせられることがあります。 100%リアル体験じゃないにしろ、たとえば想い出のエピソードだったり、登場人物がなんとなくモデルがいたりというのはあって、実話ではありませんと否定はするものの、でもフィクションとも言い切れないような
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