仙冬可

ガツンとやられたような読後感でした。 美しさには重さがある。冒頭かゾクゾクと攻撃を受けている気分でした。後から後から、重さが来ました。 受け入れられないことを受け入れるしかない時代もあり、受け入れられないことを流して見ないふりをする時代もある。 そのなかで、どの時代でも抗う人の美しさは生そのものだと感じました。 作品には死の気配がどっしり満ちているのに、相反せずに不思議なことです。 なんでこんな風なバランスで成り立つんだろうと分析しつつ、再読したものの、夢中で読んで、我にかえって……よし、今度こそ騙されないぞ見抜いてやるぞって思いつつ、涙ぐんだり これ、ダメ男にハマる過程と似てますかね? 罪な男《ヒト》・多数存在 間違いなく傑作で、来年の夏イベのハードルを上げまくった勇者として尊敬します。 こんなにとんでもないものを書かせたチームメンバー様、(*^ー゚)b グッジョブ!! ■ さまよえる命 蛍火 宵宮に 生繰《せいく》る死繰《しく》る 闇は語らず ■
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まるで僕がダメ男かのようなレビュー、ありがとうございます でもダメ男ではないと胸を張ることもできないような気もするので、クレームもつけれないのですが 作品のタイプ的に、特に民俗学的な部分は、トーカさんの目は意識していました 死は、在ることが前提というか、意図していたわけではないのですが、特別なものとして描いてないような気がします なので、生繰る死繰るという言葉が素晴らしいです 素敵なレビューをありがとうございます<(_ _)>

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