相変わらず、作者様の作品はどれも、真実を知った時に震えが来ます。 この作品も真実を知った時には、無意識のまま世界観に惹き込まれていました。 正晴にことで、何か怖がっているんだろうな……そう感じていた、いや、そう思わせられていたのかも。全てを知った後に思い出されたのは何気ない一文。 必要なこと以外は消去してるけどね…… 何が残っているのだろう? この続いた言葉に胸が締め付けられます。意識をしていたのかどうかは分かりませんが、大切な記憶を辿っていると感じ、切なく儚くも思えて目頭を熱くしました。 大切な思い出、必死になって大好きな人の好きな事を覚えようとした軌跡、自分の大切な人と重ね合わせて涙が零れます。 全体を通して、最初から最後まで透き通った青い色を連想させる物語。美しく、儚い想いが短編とは思えない重厚さを与えてくれます。 面白かったです。やはり今回も、読者を虜にしてしまう作品でした!
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タッくん~~、この短編を読んでくださって、そしてレビューまで! ありがとうございました!(゚´Д`゚)゚ 本当に今回のは、ちゃんと書けていたのか、全然判断が出来なかったので、夕夏並に不安でしたが、温かいコメントに、ほっとしました。 そして、その何気ない一言の中に隠された意味合い、感じ取ってくださって感激です。 このお話、至る所に読者様が「?」って思う感情表現が出てくるので、途中まではしっくりこない感じがすると思うんですが、最後まで読んでもらえてよかったあああ。 夕夏、悲しい記憶を閉じ込めて自分を騙してる感情と、それでもまだ修一との日々を辿りたい気持ちと、そして修一が教えてくれたことを守

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