黒猫

動物の幸せ、人間の幸せ。命の重さ。 お互いのそれは果たして平等だろうか? 作品を読み終わり、一言目に出てくる感想は「心が痛くてしんどい」でした。 このキャラクター達の関係に「飼い主」や「ペット」という言葉はあまりにも不適切でしょう。人間たちの大半は犬たちを大切な「家族」あるいは「パートナー」として接しています。 それは登場する動物たちが人間の姿を取れるから?いや、本当はきっと動物たちも人間と変わらぬ感情を持っている筈。ただ、伝える方法を知らない、もしくは人間が知らないだけなんだと、過去一緒に暮らした動物たちに対する自分の仕打ちについて深く考えようとしてしまう自分がいます。創作物だと理解っていても他人事には思えない。共感性が強い人には中々刺激の強い作品ではないでしょうか。 もし動物達が人間の姿になって会話できるようになったなら、という前提の元に動物目線に沿った内容は、人間の至らなさと愛と動物達の純粋さを特に強く感じ、最終的なキャラクター達への感情は「愛おしさ」です。 このレビューは果たして作者様の意図と合致するのかは判りませんが、感情移入する事を楽しめる読者の皆様へはオススメ出来る作品だと思われます。興味を持った方は一度読んでみては如何でしょう?少なくとも私はこういうの大好きです。
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レビュー有難う御座います。 この作品をそこまで深く見てくださって、本当に嬉しく思います。 昔から動物が好きで、犬をはじめとする動物の色々な情報を自分なりに調べてきました。そして目を覆いたくなる程悲惨な環境に置かれている動物達の存在を知り、そこも深く調べていきました。写真に映された動物達の表情を見て、この子達にはちゃんと感情があると確信しました。この子達がもしも話すことが出来たなら、この状況は変わるのだろうかとも。 私は自分の作るキャラクターに親しみを抱いていただきたく、何気ない日常や茶番などを物語に入れています。親しみを抱いていただいたキャラクター達に、この悲惨な問題に立ち向かってもらいた
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