小池正浩

 瑠璃川さん、おひさしぶりです。  誤字を指摘してくださり、ありがとうございます。何度か自分で読み返していたものの気づかなかったので、たいへん助かりました。  相変わらずワケのわからん自分勝手な文章で、勝手な批評と勝手なレヴューさせていただきました。徹底的に誤読して作者を困らせてやろうと、とてもけしからん考えでやっている確信犯の困った読者ですが、とにかく少しでも刺激になったなら幸いです。  僕はメチャクチャ好きですね、例の物理トリック。現実的かどうかなんてクソくらえ、なので僕は。極論、おもしろければいいじゃん、ってのが根本にありますね。そしてそのおもしろさがただ単純に感覚的じゃないものだということは、評論である程度は説明したつもりです。  ちなみに、いちおう恩田陸の短編に似た原理のトリックがたしかありましたけど、意図も演出もちがいますから充分『巌流島の殺人』には独創性が認められるし、もし発想に文句つける人間がいるなら、あの直木賞作家をつかまえておなじケチつけるのか問いたい。  下関には行ったことないです。インターネットで仕入れた情報も多少ありますが、ほとんどが瑠璃川さんの作品から読み取り擬似体験しました。臨場感あふれる下関市内の描写を目にしていたら、やっぱり行きたくなりましたよ。清張さん、失礼、松本清張も愛読しているので、ゆかりの地である向かいの門司もけっこう気になりますしね。  ということで、清張さんのことももう少し論じなきゃいけない「本格ミステリー/推理小説論」のつづきも、ちゃんと再開して頑張ります。あと黒衣探偵のほうも、いいかげん早いとこ完結するよう努力します。
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お久しぶりですね、小池さん。 誤字はいらぬ世話かとも思いましたが、小池さんらしくない誤字だったんで、指摘させていただきました。(小池さんが、正しくはシミュレーションであるのをご存知なのは、どこかで拝見しております) そんな意図があるとは知りませんでしたが、いかように批評されたとしても、文句をつけるつもりはありませんので、ガンガンやっちゃって下さい^_^ 当然、刺激となり感化させられておりますよ。 例の物理トリック、気に入っていただけたなら幸いですが、やはり無理がありますよね(爆)。大雨が降らないと成立しない。まあ、その辺も含めて嘘話だったわけですが。 恩田陸先生の短編の件。実は僕もそ
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 す、鋭い、瑠璃川さん。  もうずいぶんと前に読んだものなので僕も記憶がほぼほぼ封印された状態ですが、そうでしたか、知っていましたか。もちろん僕はオリジナリティの優劣がいいたかったのではなく、トリックが実際に実行できるかどうかとか、オリジナルかどうかとか、もし作品にケチつける人間がいるなら、そんなこと本質的な評価と関係ない鬱陶しいわ、と思っただけですので。  うーん、僕の場合たとえば、拙作『スキゾ/マルチ・パーソナリティ』がたしか、書き上げたあと、だいぶ経ってから連城三紀彦の花葬シリーズを読み直し、おなじ発想のちがう処理のうまさにあらためて感動した、というおぼえがあります。つまり、類似の
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