K.H.

不器用で一生懸命な彼らの心震える物語
始めからグッとひきこまれて、ワクワクドキドキしながら読みました。 短編「Vintage」の方を先に読んでいたのですが、彼ら6人の出会いからのお話を読むことが出来てとても嬉しいです。 出会って、模索しながら道を探って、絆と信頼を深めていく様子が、アカペラを通してすごく伝わって来ました。音楽を言葉で表現するのは難しいのではないかと思うのですが、すごく良かったです。声を重ねてハーモニーを作りあげていく過程と、気持ちを重ねていく過程があわさって、一緒にワクワクしたり、ドキドキしたりとても楽しませていただきました。コンテストのファイナルの舞台上、最後に路上で2人で出会いから振り返りながら歌ったシーンは特にグッときました。 こちらを読んでから、Vintageを読むとまたいっそう心にくるものがありますね。 三上さまの書かれるお話はどれも素敵ですね。今回もとても楽しませていただきました! ありがとうございました。
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K.H.様、この度も勿体ない程の素敵なレビューを贈っていただき、どうもありがとうございます。 書き出しは、恐らく一番と言ってもいいくらい悩んだものなので(プロローグを入れてみたり、場面の切り口を変えたり、かなりいろんなパターンを書きました。笑)、引き込まれたと言っていただけて、もう、物凄く嬉しいです。 他の場所でも書いたのですが、『Vintage』のようにゴールがある物語の過去編を書くという挑戦は私にとって初めてのことで、先に読んでいただいた方にこの作品を読んでいただくことは正直不安もありました。読みたかったのはこんな過去じゃなかったとがっかりさせてしまったらどうしよう、と。ですがK.H.

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