荒野羊仔

おはようございます、荒野羊仔です🐑 本日は新作投稿のお知らせです。なんと記念すべきエブリスタ投稿50作目だそうです。 いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます。 https://estar.jp/novels/26269894 台詞はひとつもありません。100%地の文です。 「集める」がテーマと聞いた時、石を集める話を書きたいと思った。ただそこにあるものとして、何の意味も見出さずに石を集める話が書きたかった。 人は何にでも意味を見出そうとするけれど、本当は意味なんてなくても、それはもうそこにある。 あるがままの姿の石を愛する、ただそこあるだけの存在を書きたかった。読者を置いてけぼりにしてでも書きたかったんだ。 誰にも読んでもらえなくても、誰にも理解されなくても書きたい物語があったんだ、と自分でも驚いています。 私にとって小説は石と同じなのかもしれない。ただそこにあって誰かがそこに意味を見出すもの。見る角度によって輝く箇所が違って、ここから見ると綺麗だよ、ほんとだね、何かに似て見えるね、その解釈も素敵だね、って笑い合うための。 書き終わったから君とは一旦ここでさよならだ。また思い出した時に触れて、ここの丸くて滑らかなところが好き、とか手のひらの中で転がしている。 よかったら手のひらの中で転がしてみてね。
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