石の少年

——哀れなピエール。ピエールは崖を石のように転がり、石のように動かなくなった。

荒野羊仔

8分 (4,493文字)
台詞が一つもありません。果たして小説と呼べるのか…。

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あらすじ

ピエールは石のように言葉を持たない少年だった。 雨の日も風の日も、日がな一日石を拾って過ごした。 ピエールには別に名があったが、その行動からピエール(石/岩)と呼ばれた。仕草に反して大きい体や、石頭を

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