君の世界が、燃えている。

紫陽花のように何度も変化する灰色の街。欲しいのは貴方の手紙の返事ではなく、

篠原愛紀/八生愛綺

22分 (12,864文字)

50 83

あらすじ

※八ページを追加しましたので栞がすれます。すみません。 男は手紙を破ると、足を引きずりながら真っ赤な空に消えていった。 『拝啓 流一様 貴方が燃やす炎で身が焦がれるならば本望です。 灰色の街を灯

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