久木さんの、切なく苦しいほどの作品世界が大好き過ぎてレビューなんて無理！ なんですが、ネタバレできるからレビューにします。 千鶴が最後に髪を切って来た時、「あ、菜帆子を選んだの？」と本気で思ったので

この作品を読んで、本来女の子は、本質的に同性に対して異性に対するそれに似た感情を抱いている生き物かもしれないと感じました。 何でもお揃いにしたり、一緒に行動したがったり……、 女の子なら

女の子同士の「お揃いにしようね」の言葉、私自身も昔を懐かしく思いました。 菜帆子のお揃いは、同性を超えた秘めた恋心。 千鶴のお揃いは、同性に対する純粋な憧れ。 決して交わることのない、二人の思

最初、阿南まゆき先生の【ブラッディ・リリィ】に収録されている【ふたごみたいなふたり】の様なイメージかなと思いましたが、まさか主人公の方が依存していたので良い意味で驚かされました。僕好みの切ない話で面白

ページをめくる手がドキドキしました。 想いを断ち切り、新しいスタートの直後にあれは残酷過ぎて(>_<) この後も辛いだろうなぁ……。 これで独りになっちゃったりしたら……(/_;) 新しい恋が始

友達に見た目を真似されると言う 同級生でなくてもどうかと思うストーカーじみた状況も満更ではなかった主人公 しかし友達は見た目をいくら真似しても 中身を一切理解して居なかった最後は非常に悲しい

同性同士でも異性でも、好きな人とのお揃いは特別な気がして嬉しいもの。 それが『好意』ならば尚更。 それが決して交わることのない存在であれば、その『お揃い』は時に残酷で容赦ない凶器になる。 ……