秘めごと

妄想コンテスト「桜」参加作。大正浪漫な愛憎劇

奈古七映(黒谷丹鵺から改名)

9分 (5,188文字)

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あらすじ

秀才で美男と名高かった月岡貿易の跡取りが病に倒れ、許嫁である華族令嬢はある決断を迫られて……静かな狂気を孕んだそれぞれの思惑が交錯する。 この秘めごとは誰も不幸にしない?

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感想・レビュー 3

歴史物はあまり読まないのですが大変面白かったです。 咲良が憐れでした。 ……というか、3人の若者が冷徹な商家の主に翻弄されとても切ないです。 秋郎のセリフで驚愕の真相に気付き震えました。 誰も
ネタバレあり
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作品を読んで三島由紀夫の『豊穣の海』第一部、『春の雪』を思い出しました。抑制された文章が大正の雰囲気を醸し出しています。
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これこそまさに、私が立ち上げたイベントにふさわしい作品だと思いました。 「なんでこれが入選しないの!」と読んだ私が憤りたくなるくらいの作品でした。 個人的にはこういう刹那的なお話大好物です。 歴史ジ
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