朝靄の君

朝靄のバラ園で、あの子はきっと、泣いていた。

南野 喜媚

恋愛 完結
11分 (6,143文字)

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あらすじ

  夢に見る 朝もやに包まれた庭園。 あの子は泣いていた。 約束はもう、覚えてなければいいけど。 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ 庭師見習いと、少女のおはなし。 yomyomイベント用に

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

庭師というお仕事に、ほの微かな色気を感じました。 夢の中のような情景にすっかりとらえられてしまった私も、ラスト、脚立から飛び降りるシーンでふと我にかえる、このなんとも言えない読了感がクセになります。
ネタバレあり
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レビュー書かせて頂きます。 真っ白な密度の濃い空気の中に浮かび上がる緑の葉、その葉を宿す絡まる蔦。凛とした空気。 最初から最後まで静かな時がゆっくりと、確実に過ぎていく。 主人公の見習いは自分自身
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