薄倖の一人の女性。他人から素直な良い子だと言われるのが1番嬉しかったのに

傘もささずに

30分 (17,680文字)
病弱な母と二人暮しの彼女は父の残した借金を返済するために高校も中退して働く。ある日、その返済金を盗まれた

51 3,116

あらすじ

無冠の天才作家、傘もささずにの小説は何故面白いのか。 それは私達が暗い過去を持っているからである。いつも知らず知らずのうちに他人を傷つけ足を引っ張るからで心ならずも成り上がってしまったからなのだ。

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

ハッピーエンドを疑え

これは…。 予定調和な物語は書き手にも読み手にもおまじないのような安心感がある。 辛いことあったって、素直に生きていればきっとハッピーになれるわ、と。 でもそれも自己愛。 本作主人公の周りに登場す
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