ペールブルーの夢に散る

淡い水色の霧の中いつも彼は微笑んでいる

猶木閑子

7分 (3,686文字)

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あらすじ

彼の夢は異様だった。あるのは二脚の椅子と白いテーブル、一杯の水だけ。そしてそれら全てが淡い水色に覆われていた。彼は無限に続く霧を眺めて、いつも穏やかに微笑んでいる。全力の誘惑にも表情ひとつ変えない彼に

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公開日 2018/6/30