明日がみえなくて

月が、あの人と出逢わせてくれた。

猫祭ぱる

恋愛 完結
14分 (7,985文字)

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あらすじ

生きることの意味を見い出せずに、虚しい日々を送る高校生、有本 弥生(アリモト ヤヨイ)。 彼女の唯一の救いは、月を見ること。 いつものように近所の橋を訪れると、そこには知らない男性がいた。 成瀬

感想・レビュー 4

見ている月は同じでも、抱えている思いは皆違う。 同じ場所。 同じ時間。 同じものを見ていたって、それぞれ思うことは違うし、「同じ」であるわけはない。 それは自分が思う幸せが、他人からみたら小さな
ネタバレあり
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夏目漱石は、ある言葉を「月が綺麗ですね。」と訳した。 人が月を綺麗だと思い、横に並ぶ者に対して、「月が綺麗」だと言葉を発するのには、とても一言では言い切れぬほどの、複雑な心情と環境の変化があったこと
ネタバレあり
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人は生きることに意味を見い出せない時があります。 どれほどの人が生きがいを持って、常に楽しく生き生きと生きているのでしょう。 少女は虚無感の中で生きる一人。 そんな彼女が出逢った男性もまた、何か
ネタバレあり
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