桜鱗伝

その者は母か、それとも物の怪か。親子の絆を問う伝記風ファンタジー。

戸川桜良

36分 (21,315文字)
第二回kino-kuni文学賞佳作入賞作品です。(追記)2022.6.1 誤字修正しました

28 3,453

あらすじ

西の大陸に、宿耀という国があった。 昴道という星を信仰する宗教が栄え、法具を作成する技師『昴具師』が多く台頭したその時代、ある一人の昴具師が頭角を現す。 その者の名は、桜子(おうし)。 だが、桜子の人

感想・レビュー 1

たとえ、血が繋がっていなくても。

導入から終わりまで、綺麗にまとまっている点が素晴らしいと思いました! 母親にとっては真実の愛だったとしても、子供はときに母親の愛情を疑うことがある。残酷な結末に心を痛めつつ、これもまた真理だと感じま
1件1件