マゼンタ

マゼンタという色は物理的には存在しない。脳が見せている錯覚だ。

下永聖高

SF 完結
16分 (9,080文字)

3 19

あらすじ

京都の高瀬川で、ウィーンの駅で、プラハのカレル橋で、視界に現れては消える謎の美女。 物理的に存在しない色になぞらえ、マゼンタと名付ける。 僕はマゼンタに会うために、彼女を求めて世界中を旅する。

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