#9.浮標(ブイ)――待つ男――

「それが現われた時、僕は……」一枚の絵の前で待つ男と、美術部員神楽響子との対話。

御陵

38分 (22,759文字)
平面系世界第九話に該当する話。登場人物は#2と共通です。

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あらすじ

これからのことであれこれ悩む高校美術部員の神楽響子。 二月終わりのある日、先輩で美術部長の卜部孝と、馴染みの画廊へ、頼んでおいた画材を受け取りに行きます。そこで、ショーウィンドウに飾られた絵の前に佇む

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