守城のタクティクス

死に物狂いでこの城を守れッ! 籠城軍わずか一万、敵が号するは五十万!

馳月基矢

5時間59分 (215,230文字)
1206年冬、南宋防衛の拠点・襄陽は、北方の敵国・金の大軍勢に包囲された。3ヶ月の籠城日記『襄陽守城録』をノベライズ。

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あらすじ

襄陽《じょうよう》は水陸の交通の要だ。 戦乱の世が訪れるたび、必ず争いの的となる。 こたび、ここで語るのも、襄陽を巡る宋国と金国の戦の記録である。 襄陽には兵力が足りない、食糧が足りない、矢も砲弾

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