泥に浮かぶ

美しく見せている、月の裏側。一夜一夜、更に、恋に狂え。

春羅

歴史・時代 完結 過激表現
1時間36分 (57,423文字)
新選組の土方と沖田、そして芸妓の月野。新選組史に三様の想いが絡むオリジナル小説です。

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あらすじ

「可哀想だけど、月野さんには、優しくない僕も知ってほしい」  土方さんは“僕の生きる理由”の“一番信頼できる相手”という座にあるんだ。  でも、我慢します。  他には、何も望みませんから。

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目次 1エピソード

感想・レビュー 1

宗次郎との出会いが少しずつ希望の光を見せていく、素敵な幕開けでした。

島原の置屋から逃げる少女。ならず者から助けようとする男。彼がやられたように見えた時、悪態をつく彼女がリアルに感じます。男社会で傷つけられた心は簡単には癒えない。すべての男がまず敵に見えるのは仕方があり