怪奇・幻想小説という魅力的な短編のジャンル。でも、ファンタジーではなく、ホラーでもない。少女の不思議な体験、作者さんの筆は軽やかで、まるで青春もの、読みやすいです。 冒頭は現在のアルペン大会。緊張感

エブでは中々出会えないレベルの文芸作品です。ジャンルに「文芸」が無いことが悔やまれます。青春ジャンルに埋もれてしまうのは勿体ない。是非もっと沢山の方に読んでいただきたいです。 途中、涙が溢れてしまいま

「２作目の作品」でこのレベルは舌を巻きます。由羽、美佳、秀真の３人が好感を抱ける少年少女に造形されています。「アルペンの選手になりたかった」の過去形台詞で、秀真がこの世の人間ではないのかと予測させる。

タイトルがハードボイルドっぽいから、とっつきにくいのだと思います。 (読んでもらえれば、タイトルの良さはわかるのですが…) 作品の紹介文を書き直したら如何でしょう⁉️ 十代前半の人達に読んでほしいです