弾けなくなったピアニスト

僕は思い出してしまった。あの時、置いてきたハズの心を。

伊筆 葉菜(これふで ようさい)

9分 (4,990文字)
この言葉が、どうか届きますように。

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あらすじ

前を向いて歩いていたつもりだった。 けれども、ただ心を置いてきただけだった。 歳を重ねた男は、かつて大切にしていたものが失われていくのを耐えられなかった。 記憶の糸を辿りながら自身の身勝手さを省み

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