雪と消ゆ

盲目の青年と、口のきけぬ下男の話。

夕凪

BL 完結 過激表現
16分 (9,490文字)

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あらすじ

寺の稚児であった僕はある日より、初瀬さまのものとなった。 初瀬さまは僕の目に刀を突き立て、僕は盲目となった。 目の見えぬ青年と、青年の世話をする話すことのできぬ下男。 雪で閉ざされた小屋の中、二人は

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感想・レビュー 2

落涙するまま読むしかすべがなく……

夕凪さんの描かれる、静かな狂気を孕む冷たく澄んだ空気を纏うお話は、いつも私の感情を直に鷲掴み揺さぶります。 語り部が変わる、たった二章でのお話。 切ない、やるせない。そんな言葉では語り尽くせない感
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嫉妬や猜疑心、征服欲の果てには…

白い雪のような純粋なものが精製されるのでしょうか…これもきっと愛なのでしょうね。短いけれど、深いお話、とってもよかったです!
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