明治ヨコハマ廓逸聞

手が触れるものすべてを助けたかった。ただ、それだけだった

渡波みずき

2時間29分 (88,947文字)

14 63

あらすじ

 明治三十三年。横濱、永真遊郭の老舗『湊楼』の伊都は、異能を持つ娘だ。  春先の夜、客引きに出ていると、久良岐という洋装の男が現われる。男は楼主のひとり息子。八年も横濱を離れ、洋行を繰りかえしていた

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません