感想・レビュー一覧 4件

悲哀という名の花を添えて…

マイヤーリンク事件をスパイスとした、19世紀オーストリア貴族界の雰囲気を楽しめました。 名誉と家柄、プライドと愛。 時代の情事と悲哀な死に結びつく、花言葉の真相がよかったです。 作品に登場するクマツヅ
1件2件

げに罪深きは、過ぎたるほどの美貌……。

 読み始めて、怒涛のごとく行き交うカタカナたちに、これはいかんと居ずまいを正しました。慌ててメモを取りました。はい。伯爵とか、ついぞ私の作品には登場しません。おかげで、爵の字を覚えました。笑  ウィ
2件1件

花は時には人よりも雄弁に想いを語る

 読了いたしました。  冒険から、「これはもしや世界三大心中事件の一つでは?!」と期待が膨らみます。 歴史に残るあの事件を引き金に物語がどう進むのか・・・  伯爵家の子息が加わっていたサロンというのが
3件1件

花言葉が解き明かすミステリー

さすが、千國さん、さまざまの花言葉を駆使して真相解明の鍵にしていく様子は興味深く、楽しく読めました。 ただ、ミステリーとしてみると、前半に伏線がないため、真相が唐突に出てくる印象を持ちました。おそらく
4件5件

/1ページ

4件