ビオトープ

耐える理由を探す人に「きみはわるくない」と言いたくて。女子大生の栞と、中二男子の雪也が織りなす、ある夏の話。

七澤 アトリ

13分 (7,784文字)
第131回 妄想コンテスト「ひと夏の思い出」優秀作品

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あらすじ

女子大生の栞は、母親から、母の友人の子供である中学二年生男子雪也の面倒を2日間だけ見て欲しいと頼まれて──? 果たして、栞は、訳アリ中二男子の面倒を見れるのか?? ■2021/05/24 床田とこ様

感想・レビュー 6

何気なく心を通わせる

人と人が出会い育む関係は、恋愛や友情だけではない何か名も付いていないような大切な繋がりがあるのだな、と。 主人公の二人にはそれが在って、ビオトープというアイテムを通して互いを知ろうとした事が本当に尊
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ビオトープを眺める二人が素敵

健気に環境の変化を生き延びたビオトープの生き物たちの姿が、不登校から脱した雪也くんに重なって鮮やかなラストでした。 未知の男子中学生を前にまごつく主人公のコミカルさも楽しかったです(^^)
ネタバレあり
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良いお話だと思います

ちょっとしたアクシデントを協力して乗り越えていく様子と、不登校の子が乗り越えていく様子が上手く描かれており良いと思いました。 こんな優しいお姉さんができて、交流が続いていくなんて羨ましい限り。後の物語
ネタバレあり
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