神様のギフト

何も持たないゲルダからの、たった一つの贈り物。

花波橘果

SF 完結
14分 (7,998文字)
初めてのSFです。よろしくお願いいたします。

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あらすじ

 森の中の『施設』には『親』のいない子どもたちが暮らしている。時々小さい子がいなくなることもあるけれど、十八歳になると全員『施設』を離れることが決まっていた。  ゲルダとカイは、十八歳。最後の夏に『施

感想・レビュー 2

命の重さを思い知る

この作品の読後感は、生涯忘れられないかもしれません。切ない、ツラい。まだ未成熟な登場人物達の生き様を読み、ぎゅっと体の中心を絞られたような痛みを感じました。心が泣いたような感覚を持ちながら読了し、しば
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余韻の森から戻れない…傑作!

「人の役に立つことはとても幸せなこと」 そう教育されて健やかに育つ子どもたち。穏やかな描写のそこここに、正体不明の違和感とそこはかとない恐怖が散りばめられていて、カイとゲルダと一緒に森をさまよっている
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