この場所にも、もう春はいないらしい

咲き誇った”今”とか、散っていく”未来”よりも、変わらないままの”過去”だけが美しいと思えた

四月/April Thirteen

5分 (2,532文字)
今後続きを書いていきたいと思っている作品、『愛花月夜(うのはなづくよ)』の冒頭部をコンテスト用に改題し投稿したものです。

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あらすじ

五月山 卯の花月夜 ほととぎす 聞けども飽かず また鳴かぬかも(「万葉集」一九五三) 春の終わりは思い出を振り返るのには一番いい季節だと思います。 生温い幸せな記憶も擦り傷に似た後悔も、茫漠とした胸

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